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プラチナクォーツ基本情報
- 英名
- platinumquartz(プラチナクォーツ)
- 和名
- 白金水晶
- モース硬度
- 7
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
- カラーバリエーション
- 黒色、銀色
- 主要産地
- ブラジル
- 解説
- 宝石鑑別所の分析によると、プラチナ・クォーツのインクルージョンは“二酸化チタン(TiO₂)”であることがわかったという結果が報告されました。
“チタンの酸化物”は、先述した「ルチルクォーツ」と、同士異像鉱物として分類される、「ブルッカイト」、「アナテース」の3つの異なるタイプがあることが知られています。
プラチナクォーツはブラジル産の水晶で、《両刃の剣》の様にみえるとても細長い結晶を含んでいます。そしてその刃縁から《櫛の歯》のように繊維状の束が三方向に規則的に伸びています。これらの結晶を分析すると意外な結果が出てきたようです。《両刃の剣》は「ブルッカイト」であり、《櫛の歯》の部分はプラチナ色に光る「ルチル」であるという結果が出ました。
つまり、プラチナ・クォーツは、二段階の温度差を経験しているという希少な水晶ということです。
水晶に取り込まれたチタンが低温域で「ブルッカナイト」として形成され、その後温度が上昇し「ブルッカナイト」を基盤として「ルチル」として成長したのです。 二つの時代を経て自然が作り出したプラチナクォーツは地球の歴史の神秘を感じさせてくれる、極めて珍しい希少な石です。