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隕石(メテオライト)各種
チェリャビンスク隕石 (Chelyabinsk meteorite) は、2013年2月にロシアに落下した隕石です。 同年10月、チェバルクリ湖の湖底から570キロの塊が引き上げられ、現在も調査が続いています。 | ![]() |
成分は、約80%以上の隕石が分類される普通コンドライトに分類されます。 |


カンポ・デル・シエロ隕石 | ![]() |
成分は、鉄92.5%、ニッケル6.68%からなる鉄隕石に分類されます。元の隕石の大きさは直径4M程だったと考えられていますが、落下時に砕け、最大60Km先まで破片が飛び散ったとされています。クレーターの数は現在発見されている数で26個にもなるそうです。 大きなものは博物館に展示されていますが、小さなものは標本やアクセサリーとして流通しています。 |


鉄質隕石 | ![]() |
落下は約4億5千年前と言われています。大きな塊で大気圏に突入し、大気中で爆発、何千という破片が約400x120kmの範囲に落下したと考えられています。現在見つかっている破片は、合計で約2万6000kgになるそうです。主な成分は鉄。そのため、酸化し、錆びが出やすいものでもあります。ニッケル含有量は7.7%。 この隕石の特徴は、表面の細かい網目状の模様で、『ウィドマンシュテッテン構造』といいます。隕鉄(鉄質隕石)が生まれる過程で冷やされる時間100万年という長い期間を経ると、その間に中に含まれているニッケルが結晶化・分離をします。地球上でこの構造を再現することは現在では人工では不可能で、本物である証となっています。この隕鉄の表面を酸でエッチング(腐食)すると、結晶化したニッケルが現れ、きれいな模様が浮かび上がります。 |

コンドライト(石質隕石) | ![]() |
*L4-5コンドライト* 化学組成を調べると太陽を取り巻く高温ガスから水素・ヘリウム等の揮発生元素を除いたものとの化学組成に良く似ており、始原的な未文化の隕石で原始太陽系形成初期の情報を持つ最も始原的な隕石です。 |


リビアングラス | ![]() |
*L4-5コンドライト* 新石器時代と見られるリビアングラスを使った両刃の手斧や、ツタンカーメン王の墓からはリビアングラスを使ったスカラベなどが出土されており、古代エジプト人達により大切に扱われてきたことを感じさせます。 |


モルダバイト | ![]() |
約1,500万年前に直径約1.5kmの小惑星が地球に衝突した際(現在のドイツ南部ネルトリンゲン)、その衝撃で地表の物質が約50km上空まで跳ね上げられました。2400度を越える高温によって、跳ね上げられた岩石や砂が急速に溶解・ガラス化し、地表に落下、瞬時に蒸発濃縮し固まりました。そのため、他の隕石には見られない特徴的な形状をしているそうです。落下地点は250kmという広範囲にわたっていますが、主にモルダウ川周辺に集中しています。 |

