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勾玉について
古代神道呪術において呪術の中心として日本人はひすいで勾玉を作成しそれを崇めていました。日本人にとってのひすいの歴史は4000年以上にもさかのぼるといわれています。
勾玉の材料は、そのほとんどが翡翠です。勾玉は縄文、弥生時代より三種の神器の内のひとつとして、持つことが王の証といわれております。弥生時代には、卑弥呼の王朝に見られるように女性主導の文化がさかえました。勾玉を持つことで心身共に美しくなれると願ったのです。邪馬台国の記述によると、魏志倭人伝の時代に魏(中国)に持たせた貢ぎ物は、真珠が5000に対して、翡翠勾玉はたったの2つであったとされています。古事記では、天照大御神は高天原を守るために完全武装したうえに全身が埋もれるほどの勾玉を付けて須佐之男命に立ち向かったとされています。
現代の勾玉について
勾玉文化それ自体は、水晶、メノウ、プラスチックなどに形を変え、アクセサリーなどとしていまも現代社会に存在しています。ヒーローアニメの変身のシーンや、漫画、小説(勾玉三部作)、映画(ガメラ等)、コンピューターゲームなどで広く使われていることでも知られており、心に深く根付いた日本の伝統文化の象徴といえるでしょう。
勾玉の形は、不思議な形をしています。
三日月を模したと考える人、胎児を模したと考える人、あるいは巨獣の牙であると考える人、また、鮫の歯であると思い付く人、勾玉のもつ美しい曲線に様々な想像を交えた考え方がありますが、現実に古代から、このような形で不思議な魅力を保ちながら現存しているのです。「遠い神代の昔から」という語源のとおり古代人達は、「何かを信じ」、「何かに縋って」生きることの安心感を保つために、勾玉を身に付けたのではないでしょうか。
現代の我々も同様に、老いたる者も、若い者も、何かを信ずるという気持ちは、常に持っているものです。それが、神であれ、仏であれ、或いは、他の宗教であれ、何かしら心のより所としての進行となっていることは古代人の人たちと全く変わりありません。
日本人は12月24日にはクリスマスを祝い、正月には初詣ということで神を念じ、神に祈り、人が死ねば、大抵は寺院に行き仏教で葬儀を行い、たちまちにして瞬間的な仏教徒になってしまうのです。
そんなことに少しも矛盾を感ずることなく、あたかも大河の流れのように、それらの流れの中で、何の抵抗もなく過ごしてゆくのです。祈りとは何か、宗教とは何か、進行とは何か、神とは何か、それらはまだまだ我々の理解を超えた世界であります。
古代からある「勾玉(本翡翠)」も古代人達の長い長い経験から得られた、不思議な力のある美しい石即ち、「玉」としての信仰に他なりません。
日本の勾玉文化
勾玉(まがたま)と言えば、三種の神器を私たちは、すぐに思い浮かべます。
皇位継承を象徴づける三種の神器、一般には、三種の神器は、「天孫ニニギの命」が天照大神から奉戴した、皇位継承の証であると云われております。現在もその伝統は、受け継がれ皇位継承時には、勾玉は、献上されています。
三種の神器の、神秘性、神聖性はさておき、古代から、人工的に作られた勾玉が多数存在したという事実は、古墳の出土品からも、実証されております。(勾玉古墳関連リンクは、こちら)
邪馬台国の記述によると、古代中国の魏国に持たせた貢物は、現代でも勾玉は作られていますが、メノウや水晶で作られたものが大半です。グリーンのものでも台湾翡翠(ネフライト)やインド翡翠(アベンチュリン)を使ったものがほとんどです。本翡翠を使った勾玉はかず少なく、当然高価になります。
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